ヘパリン類似物質について解説!化粧水代わりに使っても大丈夫?

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オオギ薬局のブログでの市販薬紹介シリーズ

オオギ薬局では、様々な医療用医薬品を〈処方箋なしで販売する〉という業態で、毎日全国から多くの問い合わせを頂きます。ただ、その中で

  • 法令上通販ができない為に対応ができない
  • 市販薬でも同等、類似の成分がある為にそれで十分だと考えられる

というケースがあるため、そういった方へ参考となるようなご案内ができればと思います。

医療用医薬品「ヒルドイド」シリーズに含有されているヘパリン類似物質。

一般用医薬品や医薬部外品としても、様々な製品が発売されています。

「化粧水代わりに使っても大丈夫?」

「実際どのような効果があるの?」

「ローションとクリームの違いは?」

そんな疑問を解決するべく、ヘパリン類似物質について詳しく解説していきます。

この記事を読むと、これらのことがわかります。

  • ヘパリン類似物質とは
  • ヘパリン類似物質は化粧水代わりに使えるのか?
  • ヘパリン類似物質を含む製品の違いや選び方
  • ヘパリン類似物質を含むオススメの製品

ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

ヘパリン類似物質とは

ヘパリン類似物質はグリコサミノグリカンと呼ばれる糖類の1種であり、水分子を引き寄せる作用のある成分です。

「保湿」「血行促進」「抗炎症」の3つの作用をもち、肌内部の角質層まで浸透します。

ヘパリン類似物質の効果は以下の2つです

  • 吸湿して角層に水分を付与する
  • 持続的な保湿効果がある

持続的な保湿効果を得られるため、皮膚バリア機能の回復にも効果があるとされています。

保湿力について

「ヘパリン類似物質」は吸湿して角層に水分を付与する作用があり、持続的な保湿効果があることが特徴です。

また、繰り返し使用することで、角質機能正常化に好影響とされ、高い皮膚バリア機能の改善が認められています。

健康な皮膚を守るためには、季節に関係なく毎日保湿剤を塗ってスキンケアをすることが大事です。

乾燥肌への使用について

乾燥肌は、皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質といった物質が不足することで起こります。

皮膚が乾燥状態になると、角層が剥がれてすき間ができ、外からの刺激を受けやすくなってしまいます。

健康な皮膚には角層のバリア機能があり、外からの刺激や水分の蒸発を防いで、正常に保つ役割をしています。

保湿剤は、皮膚に水分を与え、皮膚の水分が逃げないように“ふた”をする役割を持っています。

持続的な保湿作用と皮膚バリア機能改善効果のあるヘパリン類似物質は乾燥肌に有効です。

クリームやローション、スプレーなど種類が豊富!

ヘパリン類似物質を含む製品は軟膏、クリーム、ローション、フォーム、スプレー、ゲルといった、様々な剤形があります。

剤形 メリット デメリット
軟膏 皮膚保護効果がある
皮膚刺激性が低い
皮膚の状態を問わない
べたついて洗い流しにくい
クリーム べたつきが少ない
水で洗い流せる
手を洗うと流れ落ちやすい
傷口には使用できない
ローション 使用感がよい
のびが良い
まれに患部に塗ると刺激を感じる
フォーム のびがよく広く塗れる
素早く塗れる
さっぱりとした使用感
保湿力に物足りなさを感じることも
スプレー 広範囲に使用しやすい
手が届かない場所にも使える
使用量を正確に把握しづらい
ゲル 清涼感を有し展延性に優れる 保湿の観点よりは清涼感を重視
特異なにおいがある

使い分けの例ですが、夏はさっぱりとしたローション、乾燥しやすい冬はしっとり保湿できる軟膏がオススメです。

他にも、背中など広範囲に塗るならローションやフォーム、ピンポイントで塗るならクリームや軟膏がオススメです。

このような各剤形の特徴を踏まえ、皮膚の状態などに合わせて使い分けることが大切です。

ヘパリン類似物質は化粧水代わりに使える?

結論、ヘパリン類似物質を化粧水代わりとして使用することは可能です。

化粧水というものが、洗顔やお風呂上がりのあとの、顔への保湿目的でのお薬の使用、ということで考えると、上記のような効能をもつこのあたりの製品をいわゆる化粧水として使用するケースは当然出てくるかと思います。

ただいくつかご留意頂きたいです。

①なにかの疾患の治療として「処方」されているものに関しては、そのお薬を化粧水のような保湿目的でいいかは、医師・薬剤師に随時ご相談ください。

②市販されている一般用医薬品、医薬部外品に関しても、購入前に薬剤師、登録販売士に相談のうえご使用ください。

③他の保湿剤(乳液等)との併用に関して想定されて販売されているものではないことが多いです。もちろん実際のところで併用されていることは多いかと思いますが、一度目立たない部位でテスト使用などするのがよいかと思います。

ヘパリン類似物質のクリーム、ローションの選び方

ヘパリン類似物質を含む製品はたくさんあり、目的に応じて選ぶことが大切です。

化粧水として使用するなら水分の多いローションタイプ、乳液として使用するなら油分の多いクリームタイプがオススメです。

肌荒れがある方や敏感肌の方は、アルコールなどの刺激性の強い成分が含まれる製品は避けた方が良いでしょう。

ニキビが気になる方は「ノンコメドジェニックテスト済み」と表記されている化粧品を選ぶと良いでしょう。

気になるシミやそばかすについて、残念ながらヘパリン類似物質自体にシミやそばかすを防ぐ効果はありません。

しかし、ヘパリン類似物質が入った製品を使い、肌のバリア機能を高め、肌のターンオーバーを正常化することで、結果的に肌トラブルの改善へと繋がります。

お肌の乾燥は、肌トラブルへの第一歩。

日常的なケアで肌乾燥を防ぎ、ニキビ・シミ・そばかすも防いでいきましょう。

ヘパリン類似物質を含む製品について

ヘパリン類似物質を含む製品は、以下3つの規制区分で販売されています。

  • 医療用医薬品
  • 一般用医薬品
  • 医薬部外品

ヘパリン類似物質が含まれるという点においてどの規制区分も同じですが、その含有量には違いがあります。

医療用医薬品一般用医薬品には、0.3%(100g中0.3g)のヘパリン類似物質が配合されています。

医薬部外品には、医薬品よりも少ない量のヘパリン類似物質が配合されており、含有量は製品によって異なります。

医療用医薬品のヘパリン類似物質

医療用医薬品は、病院で医師の診察を受けて処方される医薬品です。

Amazon等のインターネット通販サイトで購入することはできません。

医療用医薬品には、先発医薬品(新薬)と後発医薬品(ジェネリック医薬品)があります。

先発医薬品のヘパリン類似物質

ヘパリン類似物質の先発品は、マルホ製薬の「ヒルドイド」シリーズです。

「ヒルドイド」シリーズには、以下の5つの製品があります。

  • ヒルドイドクリーム0.3%
  • ヒルドイドソフト軟膏0.3%
  • ヒルドイドローション0.3%
  • ヒルドイドフォーム0.3%
  • ヒルドイドゲル0.3%

後発医薬品(ジェネリック医薬品)のヘパリン類似物質

ヘパリン類似物質の後発品は多くの会社から様々な製品が発売されておりますが、オオギ薬局で取り扱っているのは下記の製品です。

ヒルドイドクリーム0.3%の後発品

  • ヘパリン類似物質クリーム0.3%「日医工」(旧名称:ビーソフテンクリーム)

ヒルドイドソフト軟膏0.3%の後発品

  • ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「日医工」(旧:ビーソフテン油性クリーム)
  • ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」

ヒルドイドローション0.3%の後発品

  • ヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」(旧:ビーソフテンローション)
  • ヘパリン類似物質ローション0.3%「ニプロ」

ヒルドイドフォーム0.3%に近い後発品

  • ヘパリン類似物質外用スプレー0.3%「日医工」
  • ヘパリン類似物質外用泡状スプレー0.3%「日本臓器」

一般用医薬品のヘパリン類似物質

一般用医薬品は、薬局やドラッグストアで売っている医薬品です。

Amazon等のインターネット通販サイトで購入することも可能です。

ヘパリン類似物質が含まれる一般用医薬品は、多くの会社から様々な製品が発売されております。

0.3%(100g中0.3g)のヘパリン類似物質が配合されていることは共通ですが、添加物の違いから塗りごこちに差があります。

ここでは、ヘパリン類似物質0.3%を配合した「ヒルマイルド」シリーズをご紹介いたします。

ヒルマイルドスプレー

広範囲にも使いやすいスッと馴染むスプレータイプです。

液状でさっぱりとした使用感なので、化粧水代わりにおすすめです。

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​​ヒルマイルドローション

さらっとしたテクスチャーで腕や脚などの広範囲に使いやすいローションタイプです。

べとつきが少なく伸びが良いため、使用感もよく広範囲に使用する場合に適しています。

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​​ヒルマイルドクリーム

手指や口元、頬などの部分使いに適したクリームタイプです。

粘度が高く、乾燥が気になる場所にしっかりと塗り込むことができます。

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​​

医薬部外品のヘパリン類似物質

医薬部外品は、薬用化粧品とも呼ばれます。

医薬品と比べて人体に対する作用が緩和で、治療というよりは健康維持や美容を目的に製造されています。

ヘパリン類似物質の含有量は100gあたり0.3g以下で、製品によって含有量は異なります。ですので、医療用より効果が弱い!と考えてしまうのも無理ないのですが、そこは各社工夫している部分です。言ってしまえば、「こちらのほうが相性がいい」ということは十分にあることですので、選択肢に入れるのもいいかと思います。

カルテHD モイスチュア ローション

先発品のヒルドイドシリーズを開発したマルホ製薬と、大手化粧品メーカーのコーセーが共同開発した製品。

ヘパリン類似物質が細胞間脂質のラメラ構造にアプローチし、肌のバリア機能の回復を手助けします。

過酷な乾燥環境下でも長時間うるおいが持続し、 生き生きとした健やかな肌へと育みます。

有効成分:ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸ジカリウム

NALC 薬用ローション

ノビが良く、全身に塗りやすい。ボトル式なのも使いやすくて便利。

化粧水タイプのモイストローションと、乳液タイプのミルクローションがあります。

配合されているグリチルリチン酸ジカリウムが肌荒れも防ぎます。

有効成分:ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸ジカリウム

アドライズ アクティブローション ディープモイスト

ヘパリン類似物質が角層のすみずみに浸透。

保湿力が高いのに、ムラなく塗れる。

メラニンの生成を抑えるプラセンタが配合されていることで、シミ・そばかすを防ぎます。

30代からの悩める乾燥肌に保湿力と美白力の薬用スキンケア。

有効成分:ヘパリン類似物質、水溶性プラセンタエキス

まとめ

この記事では下記の内容について解説してきました。

  • ヘパリン類似物質とは
  • ヘパリン類似物質は化粧水代わりに使えるのか?
  • ヘパリン類似物質を含む製品の違いや選び方
  • ヘパリン類似物質を含むオススメの製品

この記事の内容がお役立ていただければ幸いです。

※内容には弊社薬剤師スタッフが、一般的にみて不適切な内容、表記がないかチェックしておりますが、患者さまの状況(症状、既往歴、併用薬など)によって最適な治療、選択は変わる場合がございます。特に治療中の疾患がある方は、かかりつけの医院や薬局がございましたらそちらにご相談頂くのを一番と考えております。
※掲載内容は執筆時点の情報です。掲載後もなるべく最新の情報に更新するべく、予告なしに変更することがございます。
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