口角炎に効果のある市販薬5選。塗り薬と飲み薬の選び方を薬剤師が解説!

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オオギ薬局のブログでの市販薬紹介シリーズ

オオギ薬局では、様々な医療用医薬品を〈処方箋なしで販売する〉という業態で、毎日全国から多くの問い合わせを頂きます。ただ、その中で

  • 法令上通販ができない為に対応ができない
  • 市販薬でも同等、類似の成分がある為にそれで十分だと考えられる

というケースがあるため、そういった方へ参考となるようなご案内ができればと思います。

唇の端にピリッと亀裂が入り、ズキズキ痛む口角炎。マスクの下に隠れていても、会話や食事が億劫になり日常生活に支障をきたします。

口角炎は乾燥やビタミン不足、カンジダ菌などが原因となりますが、適切な対策をとることで予防することができます。例えば、ビタミンなどの栄養素や水分を摂取し、唇の乾燥を防ぎ、ストレスを減らすことなどが大切です。

市販薬を使う場合は症状に合わせた薬を選ぶことが重要で、症状が長引く場合は医療機関を受診する必要があります。本記事では、口角炎に効果のある市販薬を薬剤師が徹底解説いたします。

口角炎の原因

口角炎とは、唇の端にできる痛みやかゆみ、ひび割れを伴う炎症です。口角は顔の中でもとくに皮膚が薄く、わずかな刺激でも荒れやすい部位です。口角炎の原因として代表的なものは以下の3つです。

  1. 乾燥などの皮膚刺激
  2. ビタミン不足
  3. カンジダ菌

順番に解説いたします。

乾燥などの皮膚刺激

唇や口の周りの皮膚が乾燥すると、皮膚のバリア機能が低下し、細菌やウイルスが入りやすくなります。また、乾燥した状態が続くと、唇の皮膚が割れてしまい、そこから細菌が入り込んで口角炎が発生することがあります。乾燥を防ぐためには、適切な保湿を心がけることが大切です。

乾燥以外にも、唇を舐める行為や入れ歯が口角に刺激を与えて、口角炎を生じることもあります。また、香辛料などの刺激物や山芋、果物の汁といった食べ物が原因となる場合もあり注意が必要です。

ビタミン不足

ビタミンB群、特にビタミンB2やB6、B12が不足すると、口角炎になる場合があります。これらのビタミンは、皮膚や粘膜の健康維持に必要な栄養素です。日常的に、野菜や果物、肉類、卵、魚など、バランスの良い食事を摂取することが大切です。

カンジダ菌

カンジダ菌は口内に常在する細菌の一種ですが、疲労やストレスで免疫力が低下するとカンジダ菌が繁殖しやすくなり、口角炎を生じます。口内の清潔を保ち、免疫力を高めるために、バランスの良い食事や十分な睡眠をとることが大切です。また、タバコやアルコールの過剰摂取も免疫力を低下させるので、控えめにするように心がけましょう。

なお、カンジダ菌が原因の口角炎は市販薬で治療困難な場合があります。症状がひどい場合や市販薬を1週間程度使用しても良くならない場合は、医療機関を受診しましょう。

口角炎に効果のある市販薬の選び方

口角炎の市販薬は、大きく「塗り薬」と「飲み薬」の2種類に分けられます。順番に解説いたします。

塗り薬

口角炎に使用される塗り薬にはさまざまな種類があり、症状に合わせた薬を選択することが重要です。市販薬に含まれる代表的な有効成分として以下のようなものがあります。

有効成分効果
ワセリン皮膚をコーティングして保護する
水分の蒸発を防ぐため保湿効果もある
プレドニゾロン(ステロイド)炎症を鎮めてかゆみや痛みをやわらげる
湿疹や皮膚炎などに用いられることが多い
セチルピリジニウム塩化物水和物細菌の繁殖を抑える効果がある
トローチやうがい薬にも使用されている
アラントイン皮膚の修復を促す効果がある
安全性が高く様々な医薬品に用いられている
グリチルレチン酸炎症を抑える効果がある

唇の乾燥が伴う場合には、保湿を行うことが重要です。保湿には低刺激のワセリンがおすすめです。食後など乾燥が気になるタイミングでこまめに保湿しましょう。

ステロイドは炎症を抑える効果が強力ですが、ウイルスや細菌の感染がある場合はかえって悪化する可能性があります。ステロイドを1週間程度使用しても症状が改善しない場合や、かえって症状が悪化してしまった場合には、早急に医療機関を受診しましょう。

塗り薬を選ぶ際には、自分の症状に合った効果のある薬を選び、副作用などのリスクについても認識しておくことが重要です。

飲み薬

市販の飲み薬は基本的にビタミン剤になります。食生活が不規則な方など、ビタミン不足による口角炎におすすめです。口角炎のみならず、肌荒れやニキビなどにも効果が期待されます。一方、ビタミン剤は即効性に乏しいため、症状が苦しい方は塗り薬と併用すると良いでしょう。

口角炎に効果のある市販薬5選

ここからは、口角炎に効果のあるおすすめの市販薬を、塗り薬3つ、飲み薬2つ、合計5つご紹介いたします。

おすすめの市販塗り薬3選

プロペト ピュアベール

くちびるの乾燥が気になる方は最初に試したい

プロペトの原料はワセリン100パーセント。油分が被膜となり、乾燥をはじめとした様々な刺激からくちびるをしっかり保護します。塗った部位の水分の蒸発を防ぐ保湿効果もあり、他の塗り薬を塗った上からワセリンを塗ることも可能です。プロペトは、ワセリンの中でも純度が高く低刺激です。そのため敏感なくちびるを刺激しにくく、赤ちゃんからお年寄りまで使用いただけます。

有効成分日局 白色ワセリン 100%
効能効果手足のヒビ、アカギレ、皮膚のあれ、その他皮膚の保護
用法用量そのままを患部にうすく塗って下さい。
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第一三共ヘルスケア
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デンタルピルクリーム

はれや赤みなど炎症を伴う口角炎にステロイドが効く

口角炎用として市販されている塗り薬の中で、唯一ステロイドが配合されていデンタルピルクリーム。ステロイドは炎症を鎮める効果が高く、はれや赤みの伴う口角炎の方におすすめです。なお、ステロイド成分のプレドニゾロンは「weak」という効果がマイルドで安全性の高いステロイド外用剤です。デンタルピルクリームは口内炎や歯肉炎の方が口の中に塗ることも可能なため、少量が口の中に入ってしまった程度であれば、大きな問題となるケースは少ないでしょう。

有効成分プレドニゾロン 0.2%
セチルピリジニウム塩化物水和物 0.1%
効能効果口唇炎、口角炎、口内炎、歯肉炎、歯齦炎
用法用量1日数回、適当量を清潔な指先、又は脱脂綿につけて、患部に塗擦してください。
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※デンタルピルクリームを5〜6回使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

メンソレータム メディカルリップnc

くちびるのひび割れや皮むけが気になる方に

「メンソレータム メディカルリップnc」は、荒れた唇を治療し、しっとりなめらかにする医薬品のリップです。アラントインが荒れた唇の修復を促進し、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)が皮フの新陳代謝を促すのでひびわれに効果的。清涼成分無配合なので、敏感な唇にもやさしい使い心地。唇にそのまま塗れるチューブタイプで携帯にも便利です。

有効成分トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体) 0.2%
グリチルレチン酸 0.3%
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 0.1%
アラントイン 0.5%
セチルピリジニウム塩化物水和物 0.1%
効能効果口唇のひびわれ、口唇のただれ、口唇炎、口角炎
用法用量1日数回、適量を患部に塗布してください。
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※メンソレータム メディカルリップncを5〜6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

おすすめの市販飲み薬2選

トラフルBBチャージa

7歳から使用できる1日1回タイプのビタミン剤

トラフルシリーズは口内炎用の軟膏やスプレー、うがい薬など多数のラインナップを取り揃えています。トラフルBBチャージaは7歳から使用することができ、1日1回の服用で口内炎や口角炎の方が不足しがちなビタミンを補給することが可能です。

有効成分
1日量(2錠)中
ビタミンB2酪酸エステル(リボフラビン酪酸エステルナトリウム)20mg
ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩) 100mg
ビタミンC(アスコルビン酸) 110mg
ヨクイニンエキス 107.7mg(原生薬として1.4g)
L-システイン 40mg
ニコチン酸アミド 30mg
ビタミンH(ビオチン) 0.05mg
効能効果次の諸症状の緩和:口内炎、舌の炎症、口角炎(唇の両端の腫れ・ひび割れ)、口唇炎(唇の腫れ・ひび割れ)、肌あれ、にきび・吹き出物、皮膚炎、湿疹、かぶれ、ただれ(ただし、これらの症状について、1ヵ月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師または薬剤師に相談してください。
次の場合のビタミンB2B6の補給:肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時
用法用量次の量を水又はお湯で服用して下さい。
[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):2錠:1回
7歳以上15歳未満:1錠:1回
7歳未満:服用しないで下さい。
ビタミンBBプラス「クニヒロ」

1日2回タイプの安価なビタミン剤

有名なビタミン剤と全く同じ成分構成のビタミンBBプラス「クニヒロ」。1日2回服用タイプの、コストパフォーマンスに優れたビタミン剤です。

有効成分
1日量(2錠)中
ビタミンB2リン酸エステル(リボフラビンリン酸エステルナトリウム)38mg
ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩) 50mg
ビタミンB1硝酸塩(チアミン硝化物) 20mg
ニコチン酸アミド 40mg
パントテン酸カルシウム 20mg
効能効果次の諸症状の緩和:口角炎、口唇炎、口内炎、舌炎、湿疹、皮膚炎、かぶれ、ただれ、にきび、肌あれ、赤鼻、目の充血、目のかゆみ(ただし、これらの症状について、1ヵ月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師または薬剤師に相談してください。
次の場合のビタミンB2の補給:肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時
用法用量次の1回量を朝夕食後に水またはお湯でかまずに服用してください。
[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):1錠:2回
15歳未満の小児:服用しないこと
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皇漢堂製薬
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口角炎の予防法

口角炎は、発症してから治療するのではなく、日々の生活週間を改善して予防することがとても大切です。口角炎の予防には、以下のような対策が有効です。

適切な栄養摂取

ビタミンB群、鉄、亜鉛などの栄養素をバランス良く摂ることが大切です。特に、ビタミンB2(リボフラビン)は、口内炎や口角炎の予防に効果的です。

適度な水分摂取

口角炎の原因の一つに乾燥があります。適度な水分摂取で、口の中や体内を潤すことが予防につながります。

口の周りの清潔を保つ

食事の後や寝る前には口を十分にすすぎ、歯ブラシやうがい薬で口内を清潔に保ちましょう。また、口周りの皮膚も清潔に保つことが大切です。

ストレスを減らす

ストレスは、免疫力を低下させ、口角炎を引き起こす原因になります。ストレスを減らすために、適度な運動やリラックスする時間を設けることが有効です。

唇の乾燥を防ぐ

唇が乾燥すると、口角炎を引き起こすことがあります。ワセリンやリップクリームなどで唇を保湿し、乾燥を防ぐようにしましょう。

口角炎が頻繁に起こる場合や症状が長引く場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

まとめ

口角炎は、口の角にできる炎症で、口の開閉や食事によって痛みが増えます。予防するには、適切な栄養素を摂取し、適度な水分摂取、口の周りの清潔を保つ、ストレスを減らす、唇の乾燥を防ぐことが重要です。市販薬を使う場合は、塗り薬や飲み薬がありますが、症状に合わせて適切な薬を選ぶことが大切です。症状が長引く場合は、早めに医療機関を受診することが必要です。日常生活での対策を心がけることで、口角炎を予防することができます。

※内容には弊社薬剤師スタッフが、一般的にみて不適切な内容、表記がないかチェックしておりますが、患者さまの状況(症状、既往歴、併用薬など)によって最適な治療、選択は変わる場合がございます。特に治療中の疾患がある方は、かかりつけの医院や薬局がございましたらそちらにご相談頂くのを一番と考えております。
※掲載内容は執筆時点の情報です。掲載後もなるべく最新の情報に更新するべく、予告なしに変更することがございます。
※内容に関しまして気になる点はお問い合わせフォームにて神田本店にご連絡頂ければと思います。

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