薬剤師が解説!市販の整腸剤おすすめ5選|ビオフェルミン・ザ・ガード・ビオスリーの違いと選び方

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「最近、便秘と軟便を繰り返す…」

「お腹がゴロゴロして、ガスが溜まっている感じがする」

「ヨーグルトを毎日食べているのに、お腹の調子が良くならない」

このようなお腹の不調、多くの方が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。腸は「第二の脳」ともいわれるほど、私たちの心身の健康に深く関わっています。

そんなお腹の悩みを解決するために、ドラッグストアで「整腸剤」を探してみるものの、ビオフェルミン、ザ・ガード、ビオスリーなど、あまりにも種類が多くて「どれが自分に合っているの?」と迷ってしまう方も少なくありません。

菌の種類や配合されている成分によって、それぞれ特徴や得意な症状が異なります。自分のお腹の症状に合わないものを選んでしまうと、せっかく飲んでも効果を実感しにくいかもしれません。

そこでこの記事では、薬剤師である私が、市販の整腸剤の基本的な知識から、主要な製品(ビオフェルミン、ザ・ガード、ビオスリーなど)の具体的な違い、そしてあなたの症状に合わせた最適な選び方まで、専門的な視点から徹底的に解説します。

この記事を最後まで読めば、もう整腸剤選びで迷うことはありません。あなたにピッタリの整腸剤を見つけて、つらいお腹の悩みを解消し、スッキリとした毎日を取り戻しましょう。

目次

そもそも整腸剤とは?便秘薬との違いも解説

整腸剤を選ぶ前に、まずはその基本的な役割と、よく混同されがちな便秘薬との違いについて理解しておきましょう。

整腸剤の役割は「腸内フローラのバランスを整える」こと

私たちの腸内には、数百兆個以上もの細菌が生息しており、その集まりは「腸内フローラ(腸内細菌叢)」と呼ばれています。 この腸内フローラは、体に良い働きをする「善玉菌」、悪い働きをする「悪玉菌」、そしてどちらでもない「日和見菌」の3つのグループで構成され、絶妙なバランスを保っています。

しかし、食生活の乱れ、ストレス、加齢、薬の服用などによってこのバランスが崩れ、悪玉菌が優勢になると、便秘や軟便、下痢、お腹のハリといった様々な不調が現れるのです。

整腸剤の主な役割は、この乱れた腸内フローラのバランスを整えることにあります。 具体的には、体に有益な善玉菌(プロバイオティクス)を直接補給することで、悪玉菌の増殖を抑え、善玉菌が優位な腸内環境へと導きます。

整腸剤の主役「プロバイオティクス」とは?

プロバイオティクスとは、「摂取することで人体に有益な効果をもたらす生きた微生物」のことです。 市販の整腸剤の多くは、このプロバイオティクスを主成分としています。代表的な菌の種類と働きを見ていきましょう。

  • ビフィズス菌: 主に大腸に生息する代表的な善玉菌です。 糖を分解して「乳酸」と「酢酸」を作り出します。特に酢酸には強い殺菌作用があり、悪玉菌の増殖を効果的に抑える働きがあります。 また、腸のぜん動運動を活発にし、便通を改善する効果も期待できます。
  • 乳酸菌: 主に小腸で活動する細菌の総称です。 糖を分解して「乳酸」を大量に作り出すことで腸内を弱酸性に保ち、アルカリ性の環境を好む悪玉菌の増殖を抑制します。 フェーカリス菌やアシドフィルス菌など、様々な種類があります。
  • 酪酸菌: 食物繊維などを分解して「酪酸」を作り出す善玉菌です。 この酪酸は、大腸の細胞の主要なエネルギー源となり、腸のバリア機能を維持したり、正常な働きを助けたりする重要な役割を担っています。

これらの菌は、腸内に長く定着するわけではなく、数日〜1週間程度で便とともに排出されてしまいます。 そのため、整腸剤は一時的に飲むのではなく、毎日継続して摂取し、良い状態の腸内環境をキープすることが大切です。

整腸剤と便秘薬(下剤)の根本的な違い

お腹の不調、特に便秘の際に「整腸剤と便秘薬、どっちがいいの?」と悩む方も多いでしょう。この二つは作用の仕方が全く異なります。

  • 整腸剤: 腸内環境の乱れという根本原因にアプローチします。善玉菌を補うことで、腸内フローラのバランスを整え、お通じを自然な状態に近づけます。効果は穏やかで、主に体質改善や健康維持を目的とします。
  • 便秘薬(下剤): 今ある便を出すことを目的とした対症療法薬です。腸を直接刺激してぜん動運動を強制的に起こさせたり(刺激性)、腸内に水分を集めて便を軟らかくしたり(非刺激性)して、排便を促します。

例えるなら、整腸剤が「畑の土壌を豊かにする」のに対し、便秘薬は「作物を強制的に収穫する」ようなイメージです。

頑固な便秘でつらい時には便秘薬が有効ですが、常用するとクセになったり、効き目が弱まったりする(特に刺激性)こともあります。まずは整腸剤で腸内環境の改善を試み、それでも改善しない硬い便の便秘には、酸化マグネシウムなどの非刺激性便秘薬を検討するのが良いでしょう。

【症状別】市販の整腸剤の選び方|4つのチェックポイント

ここからは、数ある市販の整腸剤の中から、あなたの症状に最適な一品を見つけるための具体的な選び方を4つのポイントに分けて解説します。

ポイント1:菌の種類で選ぶ(便秘か軟便か、両方か)

整腸剤の基本は、やはり「菌」です。ご自身の主な症状に合わせて、配合されている菌の種類に着目してみましょう。

便秘がちな方には「酪酸菌」配合タイプ

便秘に悩む方には、酪酸菌を含む整腸剤がおすすめです。 酪酸菌が作り出す「酪酸」は、大腸の粘膜細胞のエネルギー源となり、腸のぜん動運動を活発にするのを助けてくれます。

代表的な製品には「ビオスリー」や「強ミヤリサン」があります。

軟便・下痢がちな方には「乳酸菌」「ビフィズス菌」のバランスタイプ

慢性的にお腹がゆるくなりやすい方には、腸内環境の乱れを整えることが基本となります。特定の菌が突出しているというよりは、「ビフィズス菌」や数種類の「乳酸菌」がバランス良く配合されている製品が良いでしょう

小腸から大腸まで、腸全体をカバーして悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を正常な状態に近づけてくれます。「新ビオフェルミンS」などが代表的です。

便秘も軟便も繰り返す方には「複数菌」配合タイプ

「便秘になったり、お腹がゆるくなったり、お腹の調子が安定しない」という混合型の方も多くいらっしゃいます。このような場合は、小腸で働く乳酸菌と、大腸で働くビフィズス菌がどちらも配合されている、複数菌配合タイプが適しています。 腸全体を幅広くカバーすることで、不安定な腸内環境を整える手助けをしてくれます。「新ビオフェルミンS」はこちらのタイプにも当てはまります。

ポイント2:胃の不調も伴うかで選ぶ

「お腹の調子も悪いけど、胃もたれや消化不良も気になる…」という方は、胃のケア成分が一緒に配合されている整腸剤を選びましょう。

胃での消化が不十分だと、未消化物が腸に負担をかけ、腸内環境が悪化する原因にもなります。 胃の働きを助ける健胃生薬や、出過ぎた胃酸を中和する制酸剤、荒れた胃粘膜を修復する成分などが配合された製品は、胃と腸の両方からアプローチすることで、消化管全体の状態を改善します

代表的な製品は「ザ・ガードコーワ整腸錠α3+」です。

ポイント3:お腹のハリ(ガス)が気になるかで選ぶ

お腹が張って苦しい、ゴロゴロ鳴る、という「ガスだまり」の症状が強い方には、消泡剤が配合された整腸剤が非常に効果的です。

消泡剤の代表的な成分「ジメチルポリシロキサン」は、腸内で発生した無数の小さなガスの泡の表面張力を低下させ、泡同士を合体させて大きくします。 これにより、ガスが体外へ排出されやすくなり、お腹のハリという不快な症状を直接的に和らげてくれます。

「ザ・ガードコーワ整腸錠α3+」、「ビオフェルミンぽっこり整腸チュアブルa」、「ガスピタンa」などがこのタイプに該当します。

ポイント4:菌以外のプラスアルファ成分で選ぶ

整腸作用に加えて、何かプラスアルファの効果を期待したい場合は、補助成分にも注目してみましょう。

  • ビタミンを補給したい方: 善玉菌の増殖をサポートするビタミンB群や、悪玉菌の増殖を抑える効果が期待できるビタミンCなどが配合された製品があります。 腸活と同時に美容や健康も意識したい方、食生活が乱れがちな方におすすめです。代表的な製品は「ビオフェルミンVC」です。
  • 栄養補給もしたい方: 乾燥酵母(ビール酵母)を主成分とする製品は、ビタミンB群、アミノ酸、ミネラルなどを豊富に含んでいます。 胃腸が弱って食欲がない時の栄養補給にも役立ちます。また、乾燥酵母自体が善玉菌のエサ(プレバイオティクス)としても機能します。 「エビオス錠」がこれにあたります。

市販の整腸剤おすすめ5選を徹底比較

ここからは、選び方のポイントを踏まえ、ドラッグストアで人気の主要な整腸剤5製品をピックアップし、それぞれの特徴を詳しく比較・解説していきます。

【基本の整腸剤】新ビオフェルミンS錠/Sプラス錠(大正製薬)

【商品情報】

  • 分類: 指定医薬部外品
  • 特徴:
    • 健康なヒトの腸から見つかった「ヒト由来の乳酸菌」を使用しており、人の腸との相性が良く、定着性に優れるとされています。
    • S錠は「ビフィズス菌」「フェーカリス菌」「アシドフィルス菌」の3種を配合し、小腸から大腸まで腸全体に広く作用します。
    • Sプラス錠は、S錠の3種に加えて大腸で働く「ロンガム菌」を追加した4種配合で、より効果を高めています。
    • 余計な成分は含まず、純粋なプロバイオティクス補給に特化しています。
  • こんな方におすすめ:
    • どの整腸剤を選べばいいか分からない、まずは基本の製品を試したい方
    • 便秘と軟便の両方に悩んでいる方
    • お腹の調子を安定させ、健康を維持したい方
  • 有効成分(9錠中):
    • コンク・ビフィズス菌末: 18mg
    • コンク・フェーカリス菌末: 18mg
    • コンク・アシドフィルス菌末: 18mg
    • (Sプラス錠は上記に加えてロンガム菌末: 18mg)

【胃と腸をダブルケア】ザ・ガードコーワ整腸錠α3+(興和)

【商品情報】

  • 分類: 第3類医薬品
  • 特徴:
    • 腸内環境を整える「納豆菌」「乳酸菌」「ビフィズス菌」の3つの善玉菌を配合しています。
    • 最大の特徴は、胃の機能を高める「健胃生薬」、胃酸を中和する「制酸剤」、胃粘膜を修復する「MMSC」、ガスの発生を抑える「消泡剤」など、腸だけでなく胃の不調にもアプローチする多彩な補助成分を配合している点です。
    • 「胃の不調が腸に影響する」という考えに基づき、消化管全体をトータルケアする設計になっています。
  • こんな方におすすめ:
    • 便秘や軟便に加えて、胃もたれ、消化不良、胃の不快感など胃の症状も併発している方
    • お腹のハリやガスだまり(腹部膨満感)が特に気になる方
    • 一つの薬で胃と腸、両方の悩みを解決したい方
  • 有効成分(9錠中):
    • 納豆菌末: 10mg
    • ラクトミン(乳酸菌): 30mg
    • ビフィズス菌: 30mg
    • ジメチルポリシロキサン: 84.6mg
    • センブリ末: 30mg
    • ケイヒ末: 30mg
    • ウイキョウ末: 30mg
    • メチルメチオニンスルホニウムクロリド(MMSC): 30mg
    • 沈降炭酸カルシウム: 300mg
    • 水酸化マグネシウム: 300mg
    • パントテン酸カルシウム: 22.5mg
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【3菌のチームワーク】ビオスリーHi錠(アリナミン製薬)

【商品情報】

  • 分類: 指定医薬部外品
  • 特徴:
    • 「糖化菌」「乳酸菌」「酪酸菌」という、性質の異なる3種類の活性菌が配合されています。
    • 最大の特徴は、この3菌が互いに助け合って増殖する「共生」というメカニズムです。
    • 小腸で糖化菌が乳酸菌の増殖を助け、増えた乳酸菌が大腸で酪酸菌の増殖をサポートするという連鎖的な作用で、効率的に善玉菌を増やします。
    • 大腸のエネルギー源となる酪酸を作り出す「酪酸菌」を配合している点が、他の多くの整腸剤との大きな違いです。
  • こんな方におすすめ:
    • 菌同士の相乗効果を期待したい方
    • 特に便秘傾向が強く、大腸の働きを直接サポートしたい方
    • 他の整腸剤で効果を感じにくかった方
  • 有効成分(6錠中):
    • 糖化菌: 150mg
    • ラクトミン(乳酸菌): 30mg
    • 酪酸菌: 150mg

【ガスのハリに特化】ビオフェルミンぽっこり整腸チュアブルa(大正製薬)

【商品情報】

  • 分類: 第3類医薬品
  • 特徴:
    • 製品名が示す通り、ガスによるお腹のハリ(腹部膨満感)に特化した製品です。
    • 「ビフィズス菌」と「ラクトミン(乳酸菌)」に加えて、ガスの泡を消す「ジメチルポリシロキサン」と、腸の動きを整える生薬「ケツメイシエキス」を配合しています。
    • 水なしで、いつでもどこでも噛んで服用できるチュアブルタイプで、ヨーグルト風味で飲みやすいのもポイントです。
  • こんな方におすすめ:
    • お腹のハリやゴロゴロ感が一番の悩みである方
    • 外出先で急にお腹が張って困ることがある方
    • 錠剤を飲み込むのが苦手な方
  • 有効成分(3錠中):
    • ビフィズス菌: 30mg
    • ラクトミン: 30mg
    • ケツメイシエキス: 150mg
    • ジメチルポリシロキサン: 180mg
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【栄養補給もできる】エビオス錠(アサヒグループ食品)

【商品情報】

  • 分類: 指定医薬部外品
  • 特徴:
    • 乳酸菌などの生菌ではなく、天然素材の「乾燥酵母(ビール酵母)」が主成分の胃腸薬・栄養補給薬です。
    • 乾燥酵母に含まれる40種類の栄養成分(ビタミンB群、必須アミノ酸、ミネラル、食物繊維など)が、弱った胃腸の働きを助け、栄養状態を良くします。
    • また、食物繊維や核酸が腸内の善玉菌のエサ(プレバイオティクス)となり、善玉菌が増えるのを助ける働きもあります。
  • こんな方におすすめ:
    • 胃もたれ、消化不良、食欲不振など、胃腸全体の弱りを感じる方
    • お腹の調子を整えながら、栄養補給も同時に行いたい方
    • 食生活が不規則で、ビタミンやミネラルが不足しがちな方
  • 有効成分(30錠中):
    • 乾燥酵母: 7125mg
    • ※留意点:1日3回、1回10錠のため、1日に30錠の内服が必要。(他の整腸剤は1日3回、1回2〜3錠のものが多い)

エビオス整腸薬

エビオス錠に含まれる「乾燥酵母」と、新ビオフェルミンSに含まれる3種のプロバイオティクス(ビフィズス菌、フェカリス菌、アシドフィルス菌)を同時に摂取できる。

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整腸剤の効果を最大化するための3つのポイント

自分に合った整腸剤を見つけたら、次はその効果を最大限に引き出すための飲み方や生活習慣を実践しましょう。

ポイント1:飲むタイミングと期間

飲むタイミングは「食後」が基本、でも「継続」が最重要

多くの整腸剤は、胃酸の影響を受けにくい「食後」の服用を推奨しています。 生きた菌を腸まで届けるためには、胃酸が食べ物で薄まっている食後がベストなタイミングです。

ただし、それ以上に大切なのが「毎日忘れずに続けること」です。 プロバイオティクスは腸に定着しないため、継続して補給し続けることが腸内環境の安定につながります。 もし食後に飲み忘れても、「今日はやめておこう」とは思わずに、気づいた時に服用して習慣を途切れさせないようにしましょう。

効果判定は「最低2週間〜1ヶ月」

整腸剤は、腸内環境をゆっくりと改善していく薬です。便秘薬のような即効性はありません。効果があるかどうかを判断するためには、少なくとも2週間、できれば1ヶ月程度は用法・用量を守って飲み続けてみてください

もし1ヶ月試しても全く変化を感じられない場合は、その整腸剤があなたの腸内フローラに合っていない可能性があります。 その際は、乳酸菌主体の製品から酪酸菌主体の製品に変えてみるなど、異なる種類の菌が配合された別の製品を試してみることをお勧めします。

ポイント2:腸が喜ぶ食事「シンバイオティクス」を意識する

整腸剤はあくまでサポート役です。腸内環境を根本から良くするためには、日々の食事が欠かせません。特に意識したいのが「シンバイオティクス」という考え方です。

これは、善玉菌そのものであるプロバイオティクス(ヨーグルト、納豆、味噌、キムチなどの発酵食品)と、腸内で善玉菌のエサとなるプレバイオティクス(タマネギ、ごぼう、バナナなどに含まれるオリゴ糖や食物繊維)を一緒に摂ることを指します。

例えば、「バナナを入れたヨーグルト」や「味噌汁にわかめやきのこを入れる」といった簡単な工夫で実践できます。 整腸剤を飲みながら、このような食事を心がけることで、より高い相乗効果が期待できます。

ポイント3:生活習慣を見直す(ストレス・睡眠・運動)

腸と脳は「腸脳相関」といわれるほど密接につながっています。 強いストレスを感じると、自律神経が乱れて腸の働きが低下し、腸内環境が悪化することが知られています。

腸内環境を整えるためには、整腸剤や食事だけでなく、以下のような生活習慣も非常に重要です。

  • 十分な睡眠をとる
  • ウォーキングなど適度な運動を習慣にする
  • 趣味の時間を作るなど、自分なりのストレス解消法を見つける

心身ともにリラックスした状態を保つことが、健やかな腸への近道です。

整腸剤に関するよくある質問(Q&A)

ここでは、お客様からよくいただく整腸剤に関する質問にお答えします。

Q1. 整腸剤は毎日飲み続けても大丈夫?副作用はある?

A1. はい、基本的に毎日飲み続けて問題ありません。 整腸剤に含まれる善玉菌は、もともと健康な人の腸内にいる菌や、食品に含まれる安全な菌がほとんどです。体内に蓄積するものではなく、数日で排出されるため、継続的な摂取が推奨されます。

副作用の心配はほとんどありませんが、まれに体質に合わず、逆にお腹が張ったり、便秘になったりすることがあります。服用を始めてから不快な症状が出た場合は、一旦中止し、医師や薬剤師にご相談ください。

Q2. 妊娠中や授乳中に飲んでもいい?

A2. 多くの整腸剤は妊娠中・授乳中でも安全に服用できるとされています。特に「新ビオフェルミンS」のような菌のみを主成分とする製品は、問題となる成分を含んでいません。

ただし、ビタミンや生薬など他の成分が含まれる製品については、注意が必要な場合もあります。安全のため、服用前には必ず製品の添付文書を確認するか、かかりつけの医師または薬剤師にご相談ください。

Q3. 他の薬と一緒に飲んでも大丈夫?

A3. ほとんどの薬との併用は問題ありません。ただし、抗生物質(抗菌薬)を服用している場合は注意が必要です。抗生物質は悪い菌だけでなく、整腸剤に含まれる善玉菌まで殺してしまう可能性があるため、効果が弱まることがあります。このような場合は、抗生物質を服用する時間と2〜3時間ずらして整腸剤を飲むなどの工夫が推奨されることがありますので、医師や薬剤師にご確認ください。

Q4. すぐに効果が出ないのですが…

A4. 整腸剤は、腸内フローラのバランスを時間をかけて整えていくお薬のため、即効性はありません。 効果を実感するまでには個人差がありますが、まずは最低でも2週間は継続してみてください。 1ヶ月以上続けても全く改善が見られない場合は、薬が合っていないか、あるいは過敏性腸症候群(IBS)など他の原因が隠れている可能性も考えられます。

Q5. 子供でも飲める整腸剤はありますか?

A5. はい、あります。「新ビオフェルミンS」には生後3ヶ月の赤ちゃんから服用できる細粒(粉薬)タイプがあります。錠剤タイプも5歳から服用可能です。その他、多くの製品で小児用の用法・用量が設定されています。ただし、製品によって対象年齢が異なりますので、購入前にお子様の年齢で服用可能かどうかを必ず確認し、記載された用量を守って飲ませてあげてください。

こんな症状は病院へ|セルフケアの限界と受診の目安

受診の目安

市販の整腸剤は手軽で有効ですが、自己判断での使用には限界があります。以下のような「危険信号(レッドフラッグ・サイン)」が見られる場合は、単なるお腹の不調ではない、重大な病気が隠れている可能性があります。 整腸剤で様子を見ずに、速やかに消化器内科などの医療機関を受診してください。

  • 血便(便に血が混じる、便器が赤くなる)
  • 原因不明の急な体重減少
  • 突然、便秘や下痢が始まり、それが続く(排便習慣の急激な変化)
  • 我慢できないほどの激しい腹痛、どんどん痛みが強くなる
  • 発熱や嘔吐を伴う下痢

また、これらの危険なサインがなくても、市販の整腸剤を1ヶ月以上試しても症状が全く改善しない、あるいは悪化する場合は、自己判断でのセルフケアを中止し、専門医に相談しましょう。

まとめ

今回は、市販の整腸剤の選び方について、菌の種類や症状別のポイント、代表的な製品の比較などを通して詳しく解説しました。

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 整腸剤は、善玉菌を補うことで腸内フローラのバランスを整え、お腹の不調を根本から改善する薬です。
  • 便秘がちなら「酪酸菌」胃の不調も伴うなら「健胃成分配合」、ガスが溜まりやすいなら「消泡剤配合」など、自分の症状に合った成分で選ぶことが重要です。
  • 整腸剤の代表格である「ビオフェルミン」はヒト由来乳酸菌による基本ケア、「ザ・ガード」は胃と腸のダブルケア、「ビオスリー」は3菌の共生による相乗効果が特徴です。
  • 効果を判断するには最低でも2週間〜1ヶ月は継続し、合わなければ別の種類の菌を試してみましょう。
  • 整腸剤の効果を高めるには、食事(シンバイオティクス)生活習慣(ストレス・睡眠・運動)の改善も不可欠です。
  • 血便や急な体重減少など危険なサインがあれば、すぐに医療機関を受診してください。

自分に合った整腸剤を見つけることは、つらいお腹の悩みを解消し、快適な毎日を送るための第一歩です。この記事を参考に、あなたに最適な一品を選んでみてください。もし店頭で迷った際には、ぜひお近くの薬剤師にお気軽にご相談ください。

あなたの健やかな毎日を心から応援しています。