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「しっかり保湿しているはずなのに、すぐにカサカサする…」
「季節の変わり目や体調によって、肌が赤くなったり、かゆくなったりする…」
「敏感肌で、使えるスキンケア製品がなかなか見つからない…」
乾燥肌や敏感肌に悩む多くの方が、このような経験をお持ちではないでしょうか。ドラッグストアには数えきれないほどの保湿クリームが並んでおり、一体どれが自分の肌に合うのか、途方に暮れてしまいますよね。
保湿ケアの代表格として「ヘパリン類似物質」が有名ですが、実はそれだけが選択肢ではありません。肌が本来持つ「うるおいを守る力」に着目し、その機能を根本からサポートする成分こそ、乾燥や刺激に負けない健やかな肌への鍵となります。
この記事では、薬剤師の視点から、乾燥肌・敏感肌の根本原因である「バリア機能の低下」を科学的に解説し、そのバリア機能を強力にサポートする「セラミド」と「ワセリン」の重要性について詳しくご紹介します。
さらに、数ある市販製品の中から、
- 肌の構造を補強する「ヒト型セラミド」
- うるおいを徹底的に守る「ワセリン」
- 肌荒れを防ぐ「抗炎症成分」
といったポイントを重視して厳選した、本当におすすめできる保湿クリーム5選を、それぞれの特徴とともに徹底解説します。
この記事を最後まで読めば、もう保湿クリーム選びで迷うことはありません。ご自身の肌状態を正しく理解し、最適なケアを見つけるための知識が身についているはずです。ぜひ、長年の肌悩みから解放されるための一歩を踏み出しましょう。
なぜ肌は乾燥するの?乾燥肌・敏感肌のメカニズムを解説

保湿クリームを選ぶ前に、まずは「なぜ自分の肌は乾燥したり、敏感になったりするのか」という根本的な原因を知ることが大切です。その鍵を握るのが、私たちの皮膚が持つ「バリア機能」です。
肌のうるおいを守る「バリア機能」とは?
私たちの皮膚の一番外側には、わずか0.02mmほどの「角質層」という薄い層があります。この角質層が、外部の刺激(花粉、ホコリ、紫外線、雑菌など)から体を守り、同時に体内の水分が外へ逃げないようにする、非常に重要な「バリア機能」を担っています。
このバリア機能は、主に以下の3つの要素によって支えられています。
- 皮脂膜:皮膚の表面を覆う天然のクリーム。皮脂と汗が混ざり合ってできており、水分の蒸発を防ぎます。
- 天然保湿因子(NMF):角質細胞の中にあり、水分をがっちりと掴んで離さない性質を持っています。
- 細胞間脂質:角質細胞と角質細胞の隙間を埋めている脂質のことで、うるおい保持の約80%を担う最も重要な存在です。
特に注目すべきは「細胞間脂質」です。これはよく「レンガ」と「モルタル」の関係に例えられます。角質細胞がレンガだとすると、その隙間を埋めてレンガ同士を繋ぎ止め、全体の構造を強固にしているのが細胞間脂質というモルタルなのです。
そして、この細胞間脂質の主成分(約50%以上)こそが「セラミド」なのです。
乾燥・敏感肌の原因は「セラミド不足」によるバリア機能の低下
乾燥肌や敏感肌は、この「バリア機能」が何らかの原因で低下してしまった状態です。特に、バリア機能の要であるセラミドが不足すると、細胞間脂質(モルタル)がスカスカになり、角質層(レンガの壁)に隙間ができてしまいます。
このバリア機能が壊れた状態は、まるで「穴の空いたバケツ」のようなものです。
- 水分がどんどん逃げていく:バケツに穴が空いていると、いくら水を注いでも溜まりません。同様に、肌のバリア機能が低下していると、化粧水などで水分を補給しても、その隙間からどんどん蒸発してしまいます(経皮水分蒸散量の増加)。これが、乾燥肌の直接的な原因です。
- 外部からの刺激が侵入しやすくなる:穴から水が漏れるだけでなく、外からゴミも入りやすくなります。同じように、バリア機能が低下した肌は、本来ブロックできるはずの花粉やホコリ、化学物質などの刺激物が簡単に侵入してしまいます。その結果、炎症やかゆみ、赤みといった敏感肌の症状が引き起こされるのです。
つまり、乾燥と敏感な状態は、「バリア機能の低下」という共通の原因から生じる、表裏一体の問題なのです。
真の保湿ケアとは、ただ水分(水)を補うだけでなく、バケツの穴を塞ぐ修理(セラミドでバリア機能を修復)を行い、さらに水分の蒸発を防ぐ蓋(ワセリンなどの油性成分で保護)をすることが不可欠です。この考え方こそ、効果的な保湿クリームを選ぶための最も重要な指針となります。
保湿成分の役割を知ろう!ヘパリン類似物質・セラミド・ワセリンの違い

乾燥肌・敏感肌ケアに使われる代表的な保湿成分には、「ヘパリン類似物質」「セラミド」「ワセリン」があります。これらは、それぞれ異なるアプローチで肌のうるおいに貢献します。自分の肌には何が必要なのかを知るために、それぞれの役割と違いをしっかり理解しておきましょう。
ヘパリン類似物質:保湿・血行促進・抗炎症の多機能性
皮膚科で処方される「ヒルドイド」の有効成分として知られ、「保湿剤の王様」とも呼ばれる成分です。単に水分を補うだけでなく、3つの作用で肌にアプローチします。
- 保湿作用:水分を引き寄せて保持する力が非常に高く、角質層に直接うるおいを与えます。
- 血行促進作用:塗った部分の血流を改善し、肌細胞の新陳代謝(ターンオーバー)を助けます。
- 抗炎症作用:軽い炎症を鎮め、肌荒れを和らげる効果があります。
医療用のイメージが強いですが、現在では医療用と同じ濃度0.3%のヘパリン類似物質を配合した市販薬(第2類医薬品)が数多く販売されており、ドラッグストアでも手軽に購入できます。乾燥によるゴワつきや、血行不良によるくすみが気になる方には有効な選択肢です。
セラミド:「バリア機能の英雄」、肌構造を根本から立て直す
セラミドは、ヘパリン類似物質のように外から水分を与えるのではなく、肌が本来持っているバリア機能そのものを修復する成分です。前述の通り、細胞間脂質の主成分として角質細胞の隙間を埋め、水分の蒸発と外部刺激の侵入の両方を防ぎます。
化粧品に配合されるセラミドにはいくつか種類があり、効果も異なります。
| 種類 | 特徴 | 成分表示例 |
| ヒト型セラミド | 人の肌にあるセラミドと全く同じ構造。肌なじみが非常に良く、バリア修復効果が最も高い。 | セラミドEOP, セラミドNP, セラミドAP など |
| 天然セラミド | ウマなどから抽出。効果は高いが、高価で希少。 | セレブロシド など |
| 植物性セラミド | 米やトウモロコシなどから抽出。保湿効果がある。 | コメヌカスフィンゴ糖脂質 など |
| 疑似セラミド | セラミドに似せて化学合成された成分。安価で広く利用されている。 | ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド など |
「セラミド配合」と書かれていても、どの種類かによって効果は大きく変わります。バリア機能の根本的な改善を目指すなら、人の肌の構成成分と同じ「ヒト型セラミド」が配合された製品を選ぶのが良いでしょう。
ワセリン:「究極の保護膜」、うるおいに蓋をして徹底ガード
ワセリンは、石油から精製された油性の成分で、肌に吸収されることはありません。水分を補給する力はありませんが、その真価は「閉塞性(オクルーシブ効果)」にあります。
肌の表面に強力な油の膜(保護膜)を形成し、水分の蒸発を徹底的に防ぎ、外部の刺激を物理的にブロックします。まさに、化粧水やクリームで補ったうるおいや有効成分を肌内部に閉じ込める「蓋」の役割を果たします。
そのため、ワセリンは必ず化粧水などで肌に水分が補給された状態で使うのが大原則です。スキンケアの最後に使うことで、それまでのケアの効果を最大限に高めてくれます。
また、高度に精製された「白色ワセリン」は不純物が少なく非常に低刺激なため、赤ちゃんや特に敏感な肌にも安心して使用できます。
3つの保湿成分の比較まとめ
それぞれの成分の役割をまとめると、以下のようになります。
| 成分 | 主な働き | 最適な用途 |
| ヘパリン類似物質 | 角質層に水分を補給し、血行を改善して肌の新陳代謝をサポートする。 | 乾燥によるごわつき、血行不良によるくすみ、軽度の肌荒れ。 |
| ヒト型セラミド | 細胞間脂質を直接補充し、皮膚の構造を強化。水分蒸散を防ぎ、外部刺激から肌を守る。 | 慢性的な乾燥肌、敏感肌、バリア機能が低下している肌の根本改善。 |
| ワセリン | 皮膚表面に油膜を作り、水分の蒸発を徹底的に防ぐ。外部刺激を物理的に遮断する。 | スキンケアの最終段階での水分蒸発防止、特に乾燥がひどい部分の集中保護。 |
【薬剤師が教える】失敗しない保湿クリームの選び方5つのポイント

肌のメカニズムと成分の役割を理解したところで、いよいよ実践的な保湿クリームの選び方を見ていきましょう。以下の5つのポイントを押さえれば、数ある製品の中から自分に最適な一品を見つけ出すことができます。
1. 成分で選ぶ:「ヒト型セラミド」と「ワセリン」に着目
最も重要なのは、製品の成分表示をチェックすることです。特に乾燥肌・敏感肌の方は、これまで解説してきた2つの成分に注目しましょう。
- ヒト型セラミド:成分表示に「セラミドEOP」「セラミドNP」といった表記があるか確認しましょう。できれば、成分表示のなるべく上位に記載されているものが望ましいです。複数の種類のヒト型セラミドが配合されていれば、より高いバリアサポート効果が期待できます。
- ワセリン:「ワセリン」または「ペトロラタム」という表記がある製品は、補給したうるおいを長時間閉じ込める保護力に優れています。
この2つの成分が両方配合されている製品は、「バリア修復(セラミド)」と「保護(ワセリン)」の両方を一度に実現できるため、乾燥肌・敏感肌にとって非常に理想的と言えます。
2. 肌荒れも防ぐ「医薬部外品」もチェック
製品のパッケージに「医薬部外品」や「薬用」と表示されているものにも注目しましょう。これらは、厚生労働省が効果・効能を認めた「有効成分」が、一定の濃度で配合されている製品です。
特に敏感肌の方は、炎症を抑える抗炎症成分が配合された製品を選ぶことで、肌荒れやニキビを予防する効果が期待できます。
代表的な抗炎症有効成分
- グリチルリチン酸ジカリウム
- グリチルレチン酸ステアリル
- アラントイン
- トラネキサム酸
赤みやかゆみが出やすい方は、これらの成分が配合されているかどうかも選ぶ基準の一つにしてみてください。
3. テクスチャー(使用感)で選ぶ
毎日心地よくスキンケアを続けるためには、クリームの使用感も大切なポイントです。使うシーンや好みに合わせて選びましょう。
- こっくり濃厚なクリーム:油分が多く、保護膜効果が高いのが特徴です。肌にしっかりと蓋をしてくれる感覚があり、うるおいの持続性も高い傾向にあります。乾燥が特に厳しい冬の夜の集中ケアや、目元・口元などの部分使いにおすすめです。
- ふわっと軽いクリーム:水分と油分のバランスが良く、ベタつきが少ないのが特徴です。肌にすっとなじみ、その後のメイクにも響きにくいでしょう。朝のスキンケアや、クリームの重さが苦手な方、湿度が高い夏場の使用におすすめです。
4. 容器のタイプで選ぶ
見落としがちですが、容器の形状も衛生面や使いやすさを左右する重要な要素です。
- チューブタイプ:使う分だけを押し出すため、中身が空気に触れたり、指が直接触れたりする機会が少なく、最後まで衛生的に使えます。
- ジャータイプ:指で直接すくって使うため、雑菌が繁殖しやすいというデメリットがあります。使用する際は、必ず清潔な手で、もしくは付属のスパチュラ(へら)を使うようにしましょう。
毎日使うものだからこそ、衛生的に保ちやすいチューブタイプがおすすめです。
5. 続けやすい価格で選ぶ
スキンケアは、一日や二日で効果が出るものではありません。肌のバリア機能を根本から改善するには、数週間から数ヶ月単位で、毎日継続してケアすることが何よりも重要です。
どんなに高価で優れたクリームでも、もったいないからと少量ずつ使っていては十分な効果は得られません。大切なのは、品質と価格のバランスが取れており、自分が無理なく続けられる価格帯の製品を選ぶことです。
ドラッグストアで手に入る製品の中にも、デパートコスメに負けないほど高品質で、コストパフォーマンスに優れた製品はたくさんあります。この記事で紹介する製品も、そうした視点で厳選しています。
【乾燥肌・敏感肌向け】薬剤師が厳選!市販のおすすめ保湿クリーム5選
お待たせしました。ここからは、これまで解説してきた「選び方のポイント」に基づき、薬剤師が自信を持っておすすめする市販の保湿クリームを5つ、ランキング形式ではなくそれぞれの強みや特徴に沿ってご紹介します。
おすすめ保湿クリーム5選 比較一覧表
| 製品名 | 主な特徴 | セラミドの種類 | ワセリン | 抗炎症成分 | こんな方におすすめ |
| ケアセラ APフェイス&ボディクリーム | 8種の天然型セラミド配合で究極のバリアケア | 天然型 × 8種 | 配合あり | なし | とにかく深刻な乾燥に悩み、肌のバリア機能を根本から立て直したい方 |
| キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム | 敏感肌ケアの王道。ふわっと軽い使用感 | 疑似セラミド | 配合なし | アラントイン | 赤み・かゆみが出やすい敏感肌で、ベタつかないクリームが好きな方 |
| ミノン アミノモイスト モイストチャージ クリーム | アミノ酸と脂質の両方でうるおいをサポート | 疑似セラミド | 配合あり | グリチルレチン酸ステアリル | 乾燥による肌のごわつきや、ハリ不足が気になる方 |
| 松山油脂 肌をうるおす保湿クリーム | 5種のヒト型セラミドを贅沢に配合した実力派 | ヒト型 × 5種 | 配合なし | なし | 成分にこだわり、高品質なヒト型セラミドで本格的なケアをしたい方 |
| イハダ 薬用バーム | 高精製ワセリンで徹底保護。荒れた肌を守るお守りバーム | なし | 主成分 | グリチルレチン酸ステアリル | 肌が極度に敏感で荒れている時、外部刺激から物理的に肌を守りたい方 |
1. 【究極のバリアケア】ケアセラ APフェイス&ボディクリーム
皮膚科学研究が生んだ、セラミド処方の傑作。深刻な乾燥肌の救世主

こんな方におすすめ
- 何を塗っても乾燥がおさまらない、粉をふくほどの乾燥肌の方
- バリア機能の低下を根本から改善したい方
- コストパフォーマンスを重視し、顔にも体にもたっぷり使いたい方
ロート製薬の皮膚科学研究から生まれた「ケアセラ」。その最大の魅力は、市販品としては他に類を見ない8種類もの天然型セラミドを配合している点です。これは、肌の細胞間脂質の複雑な構成を忠実に再現しようという「生体模倣処方」の考え方に基づいています。
セラミドだけでなく、細胞間脂質の構成要素であるコレステロールや、うるおいに蓋をするワセリンもしっかり配合。まさに、弱った肌のバリア機能をあらゆる角度からサポートし、立て直すために作られたクリームです。
テクスチャーはこっくりと濃厚で、肌にピタッと密着して保護膜を形成する感覚があります。その高い保湿力から、SNSなどでは「高級クリームにも負けない」と絶賛の声も多く、特に乾燥が厳しい冬の夜用クリームとして絶大な支持を得ています。この成分構成でこの価格は、まさに驚異的なコストパフォーマンスと言えるでしょう。
| 主な保湿成分 | 8種の天然型セラミド、ワセリン、コレステロール |
| テクスチャー | こってり濃厚 |
| 抗炎症成分 | なし |
| 容量 | 70g |
| 参考価格(税込) | 1,180円 |
2. 【敏感肌の王道】キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム

「乾燥性敏感肌」のために。ふわっと軽いのに、しっかり潤う信頼の逸品
こんな方におすすめ
- 肌が赤くなったり、かゆみが出たりしやすい、典型的な敏感肌の方
- 保湿はしたいけれど、クリームのベタつきが苦手な方
- どの保湿クリームを選べばいいか分からない、敏感肌ケア初心者の方
「乾燥性敏感肌を考えた」というコンセプトで、長年多くの人から支持され続けている「キュレル」。このクリームの核となるのは、花王が独自に開発した「潤浸保湿セラミド機能成分(疑似セラミド)」です。肌のセラミドの働きを効果的に補い、外部刺激から肌を守ります。
有効成分として抗炎症作用のあるアラントインを配合しており、肌荒れを防いでくれるのも、敏感肌には嬉しいポイントです。
そして、最大の特徴は「ふわっと軽いのに、とてもしっとりする」という唯一無二の使用感。クリーム特有の重さやベタつきがなく、肌の上でとろけるようになじみます。この絶妙なテクスチャーは、朝のメイク前にも使いやすく、季節を問わず心地よくケアを続けることができます。何を使えばいいか迷ったら、まず試してみてほしい、信頼と実績のフェイスクリームです。
| 主な保湿成分 | 潤浸保湿セラミド機能成分(疑似セラミド)、ユーカリエキス |
| テクスチャー | ふわっと軽い |
| 抗炎症成分 | アラントイン |
| 容量 | 40g |
| 参考価格(税込) | 2,530円 |
3. 【アミノ酸の力】ミノン アミノモイスト モイストチャージ クリーム

うるおいの源「アミノ酸」に着目。ごわつく肌を、もっちり柔らかな肌へ
こんな方におすすめ
- 乾燥だけでなく、肌のごわつきやハリ不足も感じる方
- 肌のキメを整え、なめらかな肌を目指したい方
- 肌荒れも予防したい方
製薬会社が皮膚科学に基づいて開発した、敏感肌・乾燥肌向けブランド「ミノン」。このクリームは、バリア機能の「細胞間脂質(脂質)」だけでなく、角質細胞の中にある「天然保湿因子(NMF)」にも着目しているのが特徴です。
NMFの主成分である9種類の保潤アミノ酸と2種の清透アミノ酸を独自バランスで配合し、角質層のすみずみまでうるおいで満たします。さらに、ワセリンやシア脂などの油性成分がしっかりとうるおいに蓋をし、セラミド類似成分がバリア機能をサポート。抗炎症有効成分としてグリチルレチン酸ステアリルも配合し、肌荒れ対策も万全です。
コクのあるリッチなクリームが、肌の上でなめらかに伸びて一体化するような使用感。乾燥で硬くなった肌を、ふっくらと柔らかく整えてくれます。脂質とアミノ酸の両面からアプローチする、総合力の高い一品です。
| 主な保湿成分 | 9種の保潤アミノ酸、ワセリン、セラミド類似成分 |
| テクスチャー | コクのあるリッチな感触 |
| 抗炎症成分 | グリチルレチン酸ステアリル |
| 容量 | 40g |
| 参考価格(税込) | 2,530円 |
4. 【ヒト型セラミドの宝庫】松山油脂 肌をうるおす保湿クリーム

成分で選びたい本物志向の方へ。5種のヒト型セラミドで本格バリア修復
こんな方におすすめ
- 成分の質にこだわり、効果の高いスキンケアを求めている方
- 疑似セラミドではなく、ヒト型セラミドでのケアをしたい方
- 濃厚な使用感で、しっかり保湿されている実感を得たい方
「肌に本当に必要なものだけを、必要なだけ」という哲学を持つ松山油脂。このクリームの最大の強みは、なんといっても配合されているセラミドの質と種類です。
機能の異なる5種類もの「ヒト型セラミド」(EOP, NG, NP, AG, AP)を贅沢に配合。これにより、角質層の複雑なセラミド構成を多角的に補い、バリア機能を強力にサポートします。さらに、肌なじみの良いスクワランやシア脂といったエモリエント成分が、肌の柔軟性を保ちます。
テクスチャーは濃厚で、肌を包み込むようにしっかりと保湿します。ワセリンは配合されていませんが、シア脂が高い保護膜効果を発揮します。余計なものを加えないシンプルな処方だからこそ、成分の良さが際立ちます。ヒト型セラミドの効果を実感したいなら、選んで間違いのない実力派クリームです。
| 主な保湿成分 | 5種のヒト型セラミド、スクワラン、シア脂 |
| テクスチャー | 濃厚 |
| 抗炎症成分 | なし |
| 容量 | 50g |
| 参考価格(税込) | 1,760円 |
5. 【守りのワセリンバーム】イハダ 薬用バーム

くり返す肌荒れに。高精製ワセリンの保護膜で、外部刺激から肌を徹底ガード
こんな方におすすめ
- 肌が極度に敏感で、化粧水やクリームがしみてしまうことがある方
- マスクの摩擦や花粉などで、部分的に肌荒れを起こしやすい方
- スキンケアの最後に、さらに強力な「蓋」をしたい方
資生堂の敏感肌向けブランド「イハダ」の薬用バームは、「保湿」というよりも「保護」と「鎮静」に特化したアイテムです。
主成分は、不純物を極限まで取り除いた「高精製ワセリン」。非常に低刺激で、デリケートな肌にも安心して使えます。このワセリンが肌表面にピタッと密着し、乾燥や花粉、ホコリといった外部の刺激から肌を物理的に守ります。さらに、抗炎症有効成分グリチルレチン酸ステアリルが、起きてしまった肌荒れを穏やかに鎮めてくれます。
体温でとろける柔らかなバーム状で、ベタつかずに肌になじみます。顔全体の保湿に使うというよりは、いつものスキンケアの最後に、乾燥や赤みが気になる部分に重ね付けしたり、目元や口元の集中ケアに使ったりするのが効果的です。肌が特にゆらいでいる時の「お守り」として、一つ持っておくと非常に心強い製品です。
| 主な保湿成分 | 高精製ワセリン |
| テクスチャー | ソフトなバーム状 |
| 抗炎症成分 | グリチルレチン酸ステアリル |
| 容量 | 20g |
| 参考価格(税込) | 1,485円 |
保湿クリームの効果を最大化する!正しい使い方とスキンケアの順番
せっかく自分に合った保湿クリームを選んでも、使い方が間違っていては効果が半減してしまいます。ここで紹介する3つのポイントを実践して、クリームの効果を最大限に引き出しましょう。
Point 1:塗るタイミングは「お風呂・洗顔後5分以内」
保湿ケアの成否を分けるのが、塗るタイミングです。最も効果的なのは、お風呂上がりや洗顔の直後、肌がまだ水分を含んで潤っている状態の時です。一般的に「5分以内」がゴールデンタイムと言われています。
肌は濡れたまま放置すると、角質層の水分がどんどん蒸発してしまい、洗う前よりも乾燥した状態(過乾燥)になってしまいます。タオルで優しく水気を拭き取ったら、間髪入れずに保湿ケアを始めましょう。
Point 2:量は「パール粒大」、優しく「ハンドプレス」でなじませる
顔全体に使う量の目安は「パール粒大」です。ただし、肌の乾燥状態に合わせて調整してください。量が少なすぎると十分な保護膜が作れず、多すぎるとベタつきの原因になります。
そして、最も大切なのが塗り方です。クリームを肌にゴシゴシと強く擦り込むのは絶対にやめましょう。摩擦は肌にとって大きな刺激となり、かえってバリア機能を傷つけてしまいます。
正しい塗り方
- パール粒大のクリームを清潔な手のひらにとる。
- 両手で軽く広げ、体温で少し温める。
- 顔の中心から外側に向かって、優しくなじませる。
- 最後に、顔全体を手のひらで包み込むように、ゆっくりと押し当てる(ハンドプレス)。
- 乾燥しやすい目元や口元には、指先に少量をとって優しく重ね付けする。
このハンドプレスによって、摩擦を避けながら成分をじっくりと角質層に浸透させることができます。
Point 3:スキンケア全体の流れを意識する
保湿クリームは、スキンケアという一連の流れの「アンカー」です。その前のステップが、クリームの効果を大きく左右します。
理想的なスキンケアの順番
- クレンジング・洗顔:保湿の第一歩は「洗いすぎないこと」。洗浄力が強すぎる洗顔料は、肌に必要なセラミドまで洗い流してしまいます。アミノ酸系など、洗浄力がマイルドで、洗い上がりがつっぱらないものを選びましょう。
- 化粧水:洗顔後のまっさらな肌に、まず水分を補給します。ここで与えた水分を、後のクリームで閉じ込めるイメージです。
- (美容液):シミやシワなど、特定の悩みに対応したい場合はこの段階で。
- 保湿クリーム:スキンケアの総仕上げです。化粧水や美容液で与えた水分と有効成分にしっかりと蓋をし、バリア機能をサポートします。
この順番を守り、一つ一つのステップを丁寧に行うことで、保湿クリームは単なる保湿剤ではなく、肌全体の健康を支える「要」としての役割を最大限に発揮してくれます。
まとめ

今回は、乾燥肌・敏感肌に悩む方に向けて、市販で買えるおすすめの保湿クリームをご紹介しました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。
- 乾燥肌・敏感肌の根本原因は、肌のうるおいを守る「バリア機能」の低下にあります。
- バリア機能の鍵を握るのは、細胞間脂質の主成分である「セラミド」です。
- 効果的な保湿ケアは、「セラミド」でバリア機能を修復し、「ワセリン」でうるおいに蓋をするという考え方が重要です。
- 保湿クリームを選ぶ際は、①成分(ヒト型セラミド、ワセリン)、②医薬部外品か、③テクスチャー、④容器、⑤価格の5つのポイントをチェックしましょう。
- クリームの効果を最大限に引き出すには、「塗るタイミング」「塗り方」「スキンケア全体の順番」が大切です。
保湿クリーム選びは、まるで自分にぴったりのパートナーを探すようなものです。この記事でご紹介した知識と製品情報を参考に、ぜひあなたの肌悩みに寄り添い、健やかな肌へと導いてくれる最高の保湿クリームを見つけてください。






