新型コロナウイルス抗原検査キット、Amazonでも買えるようになっています。※オオギ薬局では売っていません。

医療用コロナ抗原検査キット

2022年8月、新型コロナウイルスの抗原定性検査キットが一般用医薬品(OTC)になり、インターネット通販で購入することが可能となりました。

この記事では、以下の内容について解説しています。

  • 抗原検査キットの「医療用」と「研究用」の違い
  • OTCとして承認を受けた4つの製品と購入に関する情報
  • 陽性/陰性それぞれの場合に取るべき対応

ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

抗原検査キットの「医療用」と「研究用」の違い

「コロナの検査キットって、前からネットで買えたよね?」

と思った方はいませんか?

実は、これまでネットで買うことができたコロナの検査キットは「研究用」です。

「研究用」の検査キットは「医療用」ではないため、感染の有無を調べる目的で使用することはできません。
※精度などの点で、品質が保証されたものでなく、あくまで参考程度のものにしかなりません。

この度ネットで買えるようになった抗原検査キットは、体外診断用医薬品として厚生労働省より製造販売承認を取得している「医療用」です。

これまで病院で使われていた「医療用」検査キットと同じものが、ネットで買えるようになったのです。

一部のネットショップで「コロナ 検査キット」等と検索すると、厚生労働省で承認されていない検査キット「研究用」が多数表示されますので、誤って購入しないようにご注意ください。

実際に、消費者庁と厚生労働省は下記のように注意喚起をおこなっています。

「研究用」として市販されている抗原定性検査キットは、国が承認した「体外診断用医薬品」ではなく、性能等が確認されたものではありません。
また、「研究用」は、新型コロナウイルス感染の有無を調べることを目的としているものではありません。「研究用」については、あたかも国が承認したものであるかのような表示をしていた事業者に対し、景品表示法に基づく行政指導がされた例もあります。
新型コロナウイルスの感染が疑われる場合には、受診相談センター又は医療機関に相談してください。

新型コロナウイルスの抗原定性検査キットは「体外診断用医薬品」を選んでください!

引用元:消費者庁ホームページ(https://www.caa.go.jp/notice/entry/025912/

一部の「医療用」検査キットが、「一般用」検査キットになりました。

新型コロナウイルス感染症「第7波」の感染が拡がる中、一部の医療用抗原定性検査キットが、一般用医薬品に転用されました。
少しややこしいですが「医療用」として安心して使えるものが、「一般用」という表記に変わって販売されるようになりました。

医療用医薬品が一般用医薬品(OTC)となることで、インターネット通販で購入することが可能となりました。

体調が気になる場合にセルフチェックとして自ら検査を実施できるようすることで、より確実な医療機関の受診につなげ、感染拡大防止を図ることがねらいのようです。

一般用医薬品として承認を受けた抗原検査キット

2022年9月14日現在、一般抗原検査キット(OTC)として承認されているのは下記4品目です。

No. 品目名
【製造販売業者名】
製品写真 検体種 承認日
1 SARS-CoV-2ラピッド抗原テスト(一般用)
【ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社】
鼻腔ぬぐい液 令和4年8月24日
※販売中
2 クリニテストCOVID-19 抗原迅速テスト(一般用)
【シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社】
鼻腔ぬぐい液 令和4年8月26日
※販売中
3 HEALGEN COVID-19 抗原迅速テスト(一般用)
【タカラバイオ株式会社】
鼻腔ぬぐい液 令和4年8月30日
4 アンスペクトコーワ SARS-CoV-2(一般用)
【株式会社医学生物学研究所】
唾液 令和4年9月5日

引用元:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27779.html

(スマホから見ている方は、表が横スクロールできます)

一般用抗原検査キット(OTC)の購入に関する情報

それでは、先ほど紹介した3品目の購入に関する情報をご紹介いたします。

SARS-CoV-2ラピッド抗原テスト(一般用):ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

一般用検査薬(第1類医薬品)として8月24日に承認され、9月6日に発売されました。

2022年9月13日現在、Amazonで購入することができます。

【第1類医薬品】SARS-CoV-2 ラピッド抗原テスト(一般用)5テスト入

 

価格:7,330円(税込み)(2022年9月13日時点)

内容量:5テスト

購入はコチラ

クリニテストCOVID-19 抗原迅速テスト(一般用):シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社

2022年9月2日現在、Amazonで購入することができます。

【第1類医薬品】クリニテストCOVID-19 抗原迅速テスト(一般用) 5テスト入

【第1類医薬品】クリニテストCOVID-19 抗原迅速テスト(一般用) 5テスト入

価格:7,980円(税込み)(2022年9月2日時点)

内容量:5テスト

購入はコチラ

HEALGEN COVID-19 抗原迅速テスト(一般用):タカラバイオ株式会社

一般用検査薬(第1類医薬品)として9月12日より発売します。

詳細は下記URLよりタカラバイオ株式会社のホームページをご参照ください。

https://ir.takara-bio.co.jp/ja/news_all/news_Release/newsr_22m0830Rns23mNo7ds.html

アンスペクトコーワ SARS-CoV-2(一般用):株式会社医学生物学研究所

日本で唯一、唾液で検査できる製品です。

付属の綿棒を用いて、口腔内から直接唾液を採取します。

唾液検体をテストカセットに滴下してから、15 分で結果を得ることができます。

2022年9月中の発売が予定されています。

詳細は、下記URLより販売元の興和株式会社のプレスリリースをご覧ください。

https://www.kowa.co.jp/news/2022/press20220905.html

ロシュ社とシーメンス社の製品の違い

2022年9月14日現在、ネットで購入できる「医療用」抗原検査キットはロシュ社とシーメンス社の2製品です。

2製品の違いについて見ていきたいと思います。

陽性の場合はどうすればいいのか

陽性の場合は、速やかに医療機関を受診してください。

まずはかかりつけ医等の地域で身近な医療機関に電話等でご相談ください。

かかりつけ医がいないなど相談先に迷った場合は、下記URLからお住まいの都道府県の「受診・相談センター」にご相談ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html

参考:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000978329.pdf

9月22日 追記

これまでは上記の流れだったのですが、医療機関の負担を減らすため「陽性者登録センター」が都道府県ごとに設立されています。

全数把握の見直しに伴い、重症化リスクが低く無症状あるいは軽症の方は、医療機関を受診しなくても自宅療養ができるシステムが構築されています。

東京都の場合、抗原検査キットによる自主検査で陽性の場合は「診療・検査医療機関」または「陽性者登録センター」に相談せよという流れになっております。

陽性者登録センターにWebで登録申請を行うと、重症化リスクの低い方は医療機関を受診することなく自主療養することができるようになっています。

参考:東京都多摩府中保健所ホームページ(https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/tamafuchu/shingata_corona/jushukensa.html

神奈川県の場合、陽性者登録センターはないようですが、医療用抗原検査キットで陽性の場合、重症化リスクがなく自宅療養が可能な方は自主療養を選択できるようになっています。(※「研究用」検査キットによる自主療養の申請は不可)

参考:神奈川県ホームページ(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/ms/20220719_ms.html

都道府県によって方針が異なりますので、自主療養を希望される方は「●●県 陽性者登録センター」と検索してみてください。

※9月22日時点で47都道府県の方針をGoogle検索したところ「群馬県、山梨県、奈良県、鳥取県、島根県、徳島県、熊本県、鹿児島県」の8県では「陽性者登録センター」に該当するホームページがヒットしませんでした。これらの8県では、引き続き「抗原検査キットで陽性の場合は、速やかに近隣の医療機関に相談」となります。

陰性の場合はどうすればいいのか

陰性の場合でも、抗原定性検査の性質上、感染の可能性が否定されたわけではなく、偽陰性(過って陰性と判定されること)の可能性もあるため、症状が強い場合や、身近に陽性の方がいる場合は、医療機関受診をご検討ください。

症状がない場合であっても、引き続き、外出時のマスク着用、手指消毒等の基本的な感染対策を続けてください。

※症状がない時に使用した場合、結果が正しく出ない可能性があります。

参考:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000978329.pdf

 

9/13更新時点で、ロシュの製品もAmazonで販売されるようになり、選択肢が増えました。

記事公開の9/2時点では、すぐAmazon等で購入できるのは、クリニテスト一択ですね。また、Amazon本体の薬局が販売しているので安心して購入できます。
Amazonのリンクを開くと、上記のような「研究用」がオススメのように、安く一緒に表示されてきますが、惑わされることなく、「医療用」から転用された「一般用」を選んでいただきたいです。
現在だと5本セットになりますが、1本単位などでも販売してほしいですね。

また、現在はオオギ薬局でも取扱いしていないのですが、市販薬の位置づけになるといろいろと手続きもラクですし、こういったものは使用方法なども含めて薬剤師のフォローがあったほうが安心してご利用頂ける方もいると思いますので、店頭での取扱いも検討しようと思います。ただこういうのは、価格競争になると在庫リスクなどもあっていろいろ難しいというのも正直あります・・・。

街を歩いていると、「研究用」のものがドラッグストア等で山積みに売られていて、それを手に取るヒトを見かけたり、かといって一般の方には違いがわからないのも当然ですし、、、しっかりした品質のものが皆様入手できるようにできるようになるといいな、と思います。

また、現状ですと鼻腔を拭うタイプしかないのですが、唾液で検査できるようなものも近日中に一般販売されるようになる見通しらしいので、それにも期待しています。

そもそも、検査キットなど必要でない世の中になれば一番いいのですが、、、

まとめ

この記事では、以下の内容について解説してきました。

  • 抗原検査キットの「医療用」と「研究用」の違い
  • OTCとして承認を受けた3つの製品と購入に関する情報
  • 陽性/陰性それぞれの場合に取るべき対応

2022年9月2日現在、発売準備中のOTCも2つありますので、随時最新の情報にアップデートしていきます。

この記事を通じて、抗原検査に関する正しい情報が広まれば良いなと思います。