FK配合散

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【成分】（1g中）
日局メタケイ酸アルミン酸マグネシウム0.4g
日局炭酸水素ナトリウム0.3g
日局沈降炭酸カルシウム0.1g
日局ジアスターゼ0.2g
日局オウレン末0.05g
日局チョウジ末0.01g
日局ウイキョウ末0.025g
日局ショウキョウ末0.01g
日局サンショウ末0.001g
日局ケイヒ末0.082g
日局カンゾウ末0.12g

【効能・効果】
下記消化器症状の改善
食欲不振，胃部不快感，胃もたれ，嘔気・嘔吐

【用法・用量】
通常1回1.3gを1日2〜3回，食後又は食間に経口投与する。

【薬効薬理】
FK配合散は制酸剤，消化酵素剤及び生薬類を配合したもので，これらの協同作用によって消化器症状を改善する。

◇メタケイ酸アルミン酸マグネシウム
速やかに制酸性を示し適切な胃内pHを長く保ち，二次的酸分泌を起こさない。また，胃内でコロイド状となって胃粘膜表面を被覆し保護する。
◇炭酸水素ナトリウム，沈降炭酸カルシウム
持続性は短いが制酸剤として速やかに作用する。
◇ジアスターゼ
主成分であるα-，β-アミラーゼによりデンプンの消化を助長，促進し，胃腸の負担を軽減する。
◇オウレン末，チョウジ末，ウイキョウ末，ショウキョウ末，サンショウ末，ケイヒ末
これらは苦味，辛味又は芳香性健胃薬に属し，味覚又は嗅覚を刺激して食欲を増進し，反射的に胃の運動及び胃液の分泌を亢進させる。さらにその精油成分が直接に胃腸粘膜を刺激してその分泌・蠕動運動をさかんにする。
◇カンゾウ末
従来から甘味，緩和薬として用いられており，その主成分のグリチルリチンには抗潰瘍作用があるほか副腎皮質ホルモン様作用があり，また顕著な胃液分泌抑制を示すグリチルリチン以外の成分が含まれ，さらに鎮痙作用を示す成分も含まれていることが報告されている。